プラント設備の仕事
どのような仕事?
プラントとは一般的に、発電プラントや鉄鋼プラント、石油プラントなど、巨大な装置をもつ生産施設、エネルギー施設の事を指します。プラント設備の仕事は、この巨大な装置を作る仕事です。作る仕事の中には設計の仕事もあれば生産(施工)の仕事もあります。
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ここでは、プラント設備の内容的なことを説明します。設備の仕事は主に「電気系」「機械系」に分類されます。会社によっては、電気と機械で部署が違う会社もあります。
電気は、主にプラントを稼働させる為の送配電系統や、各種機械を制御するための計装を扱う仕事です。主に電気工学を専門とする人向けの仕事で、電気主任技術者や電気工事施工管理技士の資格があると優遇されることがあります。
一方で、機械の仕事は、プラントで稼働する機械そのものを扱う仕事です。また、プラントを構成する配管系統や、施設の空気を入れ替える換気ダクト等も機械系の分野に含まれます。主に機械工学を専門としている人向けの仕事です。
また、プラントの仕事をするためには、その施設における製造プロセスにも精通していないといけません。例えば、初めて石油精製プラントに携わる場合は、自分の専門である電気や機械の知識だけでなく、石油精製に関する知識も勉強することが必要となります。
給料は、はっきり言って良いです。ただ、正直、忙しい職場が多いと思います。私自身、設備系の技術者ですが、40代で年収は1000万円を超えています。
【ワンポイントアドバイス】
同じような職種でも、会社によって実は年収に差があります。上流工程にいる会社や、大手のほうが高い傾向にあります。特に転職の場合、新卒と比べて、応募前にいろいろ情報を集める必要がありますので、いわゆる「転職エージェント」という所に登録するのが通常です。私がお世話になったのは「メイテックネクスト」さんですが、それ以外にもいろいろとありますので、まとめてみました。よければ参考にしてみて下さい。
どんな人が向いている?
メカが好きな人、論理的な人、タフな人です。なにしろ、プラント設備の仕事ほど、巨大な装置に関わる仕事はありません。自分が設計や施工として関わった巨大設備が稼働するのですから、メカ好きにはたまらない仕事です。日常的に接することのないサイズのタービンやボイラーを計画することもあり、刺激的な仕事です。
同時に、プラントの仕事は精神的・体力的にタフな仕事です。世の中に「まったく同じ施設、まったく同じ工場」というのは存在しません。つまり、プラント設備技術者は、全てのプロジェクトにおいて、唯一無二の特注の巨大な装置を作る仕事を任されることになります。従って、多くの試行錯誤を繰り返しながら作り上げることになります。ですので、困難に立ち向かうタフな人材が向いていると言えます。
どんな職場がある?
設備技術者の仕事は広範囲に及び、求人企業はかなり多いです。ここではほんお一部を紹介します。
- エネルギー関連海洋構造物の電気・計装設計
- 火力発電プラント用購入機器の品質管理
- 重工業におけるプラント設計
- 化学プラントの電気・計装の保全業務
- LED生産装置の設計
- 膜の製造プロセス・製造設備に関する業務
- ゴム製品製造のオートメーション化業務
- 下水処理場・浄水場に関する設計
- 発電プラントの建設業務・施工管理
技術者に最適の転職サポートを受けるには
技術者の求人情報を専門に扱っている
キャリアコンサルタントに相談するのが一番確実です。
その為には、次のような求人サイトを活用するとよいでしょう。
ただし、気を付けるべきことがあります。
同じ『技術者』といっても、
- 技術系:設備技術者、機械設計、建築系など
- IT系:プログラマー、SEなど
では、扱う求人情報がずいぶん異なるということです。
下記の比較ランキングで整理しましたので参考にして下さい!
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